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「外国人と外人」について

仲の良い韓国人留学生が話していたので、ここで書いてみようと思います。

外国人=外人というのは違和感を感じるというもの。外国車→外車と略する感覚で使用する人と、嫌悪感たっぷりに「外人」(プロ野球の外国人選手は少し成績が悪いと「害人」とスポーツ紙で書かれていました)と使用する人、それぞれです。外国人採用が動き出した2010年ぐらいの「日経ビジネス」の表紙タイトルは「ガイジンさん、いらっしゃーい!」と文枝さん風だったぐらいですから。外国人の採用担当者も老若男女問わず言います(昨年、某企業の外国人向け採用セミナーで、採用担当者が「グローバル化に向けて、みなさんのような「外人」の力が必要です!」と熱弁ふるっていましたけど)。2010年ごろから大学の講義でも「ガイジン」論は話しますが、常に学生はキョトン状態です。テレビでもさすがにアナウンサーは「外国人」と話しますが、大御所のお笑い芸人さんは「外人」と話しています。外国人という人でも、黄色人種の方には、あたりがキツく、欧州・米州の方(その中でもイギリス・フランス・ドイツと、東ヨーロッパでは異なったり)にはそうではなかったりと、本当に興味深く、この10年を過ごしています。

外国人だけではなく、人は、そのときどきによりマイノリティになることがあります(国籍・性別だけではなく、仕事上の立場など含めて)。そのマイノリティを楽しむなんて軽々しく言えませんが、その立ち位置だからこそ、異なる感受性が育まれていくのではないかなと思っています。

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